庭付き・プール付き・犬付き

そんなKAOが約1ヶ月の間、潜伏していた一軒家は、庭付き、プール付き、

・・・そして、犬付き、だった。

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ラブラドール犬の「デイジー」


ところがKAO、実は犬が苦手・・・。
取り敢えず社交辞令で、「かわいいねー。」と撫でては見るが、そこに心はこもってない015.gif 道端で犬の散歩を見ると、きっちりよけて歩くし、これがさらにラブラドールサイズともなると、ちょっと、コワい・・。(ひえ~~とか、心の中で叫んでる。)そもそも、犬がなぜ尻尾を振るのか、そのシステムがわからんし、さらに言えば、「遊んで、遊んでぇ~~」って、ボールを持って来て足元にボトッと落とすのが、もっとわからん。

まー、それくらい、完璧なるネコ派であった。
それが、この家に住んでいた持ち主が、昨年秋くらいに彼女ができたらしく、またその彼女が「大の犬嫌い+犬アレルギー」であったため、それ以来まったく家に寄り付かなくなったらしいのだ・・。こうして、KAOとデイジー、1人と一匹が日中だ~~れもいないこのだだっ広い家に取り残されることになったのだった・・・。

するとこのデイジー、居間のソファーで1人座っているKAOをちらっと見ては、玄関横に掛けてあるお散歩用のハーネスへタタッと掛けて行き、それを見上げ、うなだれては、

ふぅ~~~・・・

とため息を吐くではないか?そして、さらにKAOの元に戻って来て、再び

ちらっ

と、KAOを見て、また

ふぅ~~~~~・・・・・

とため息を吐くから、さすがのKAOも

「・・・・・おさんぽ、、行きたいんだね?」

と、気づくではないか?そうすると、この「おさんぽ」って言葉に反応したのか、ちょっとだけひかえめに尻尾をパタパタと振るので、しょうがないから

「・・・・おさんぽ・・・・行く?」

って聞いた途端、玄関先にダァーーーーーッと掛けて行ってハーネスに飛びついて取ろうとするわ、また戻って来てKAOにジャンプして飛びつくわ(ひええええーーーっ)、ドアに突進するわ、えらい大歓迎をされたのだった。
そんな大歓迎ぶりを見せられた日にはさーーーーー。いくらKAOだって、やっぱり、

そうだ、おさんぽへ行こう・・・(きのう・きょう・あ~~す~~060.gif

・・・となるではないか??
こうしてKAOとデイジーのお散歩生活が始まったのだった。そうなればもう、KAOがチャカッと帽子を被るだけで、

「おさんぽだね!おさんぽ行くんだね!!!!」

と掛けて来るようになり、すっかり心が通じ合うようになった1人と1匹。
しかし、やはり、別れの日はやって来たのだった・・。

最後の日。荷物をすっかり片付けて、あとは出発するばかり・・となった時、玄関先にたたずんで、デイジーを呼んだところ、常日頃なら呼びもしないのに、ついて回ってくるデイジーが、その日に限って、遠くからじーーーーっと見つめているだけだったのだ。そこで、2-3回名前を呼んだら、やっとのろのろと足元までやってきて、KAOが帽子を被っているのに、しょんぼりと足元に座っているだけ。その姿になんと声を掛けてよいのかわからなくなり、またこれから、一人ぼっちお留守番生活に戻るんだと思ったら、本当に涙が止まらなかった。

「DAISY, WE LOVE YOU.」

やっとの思いで、そうデイジーに最後のお別れを告げ、車に乗り込み助手席でしょんぼりしているKAOに、しばらくしてチャリ夫くんがこう言った。

「・・ほら、あそこ見てごらんよ。」

するとそこには、フィネックス郊外へ差し向かう高速脇に

「Daisy Mountain(デイジー山)」 ・・のサインが・・・。


「デイジーが、おやまになったよ・・。」


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「待ぁって、待ぁってー、待ぁちわーーびてーぇぇーー」
フィネックスのお山になった、デイジー(2階から玄関を見つめる)

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# by hulahula2 | 2014-06-17 03:28 | 2014年-旅日記(アリゾナ) | Comments(0)

常夏の冬

さてKAO、ここ「湖のある温泉地」へ引っ越してくる前まで、実はアリゾナ州フィネックスに潜伏いたしておりました。それまでKAOが住んでいたニュージーランド南島の「日の当たる温泉地」は、今年、例年になく冷夏で、「雨・雨・雨・・・」の寒い毎日が続いており、KAOが去った3月も暦の上ではまだ夏なのに、嵐のような冷たい雨と風が毎日のように吹き荒れておりました。ところが、そんな「日の当たる温泉地」を後にして、やって来てみたフィネックスは、

常夏~~056.gif058.gif

毎日が平均気温28度の快適な日々。
天気予報なんて見る必要がないくらい、毎日が「晴れ・晴れ・晴れ」・・続きの常夏な冬!
しかも、これまで小さな村にばかり住み続けて来たKAOにとっては、ほんと~~に久しぶりのステキ・カイテキ都会暮らし♪
そればかりではなく、住んでいた家のすぐ裏には、アメリカで一番大きな市立の自然公園

「South Mountain Park」

が広がっており、ちょ~~どいい感じに自然も満喫できるアリゾナ特有の「サボテンの花~咲いてるぅ~」砂漠も楽しむことができたのでした。到着した翌朝、さっそくお散歩に出かけたところ・・。

「いいかっ?砂漠の風景はどこも似てるから、もし迷ったら・・・」

「・・あのサボテンを目指して・・」

「あんなのどこにでもあるッ。」

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あんなの-呼ばわり?どこにでもあるアリゾナ州の木「Saguaro Cactuses」


ははあ・・。

「あの電信柱に沿って帰ってくるんだ034.gif

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「あの電信柱」(注※対象比較 人と犬)


ほほぅーーー。あれですかーーー。さすが大陸。何もかも大きいなあ~。

ちょうど砂漠は春になりかけのこの季節。日を追ってサボテンの花が色とりどりに咲き始め、鳥は鳴き、まさに1年で一番美しい季節を迎えようとしていた。
4月には「湖のある温泉地」を目指して、フィネックスを旅立たねばならないとわかってはいたんだけど、

「ほんとーーに、もう、ここでいいよ。」

・・と、KAOは心の底から思ったね。ところがそんなKAOに会う人・会う人は

「そりゃあ、冬はねぇー、いいけどねぇーー。夏はつらいよーーー。熱いよーーー。」

そうなんだ??そんな言葉を感じさせるように、KAO達が去る頃には、まだ4月上旬だと言うのに、朝7時前で、8月中旬真昼の日本を思わせる暑さが襲って来た。
こ・・これは、、、なるほど、暑くなるぞぉぉぉ~~~~042.gif


こうして私達はまさに、暑さを逃れるように北へ北へと旅立ったのでした・・。

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「South Mountain Park」の山の上から、市内を望む


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# by hulahula2 | 2014-06-16 05:28 | 2014年-旅日記(アリゾナ) | Comments(0)