SNOW BIRD、北へ行く

このように、夏は涼しい北で過ごし、冬は暖かい南で過ごす人達のことを

Snow Bird

と、呼ぶ。「Snow Bird」の特徴は、たいてい定年退職をしており、さらに割りと生活にも余裕がある人達。そうして、この時期になると大きなRV(Recreational Vechile-通称キャンパーバン)を運転して、ひたすら北へ北へと上がって行くのだ。

もれなくKAO達もここより、北へ北へと約3週間ほど車を走らせるわけなのだが、定年退職もしていなければ、生活に余裕があるわけでもない2人組がモットーにした言葉は、

FREE Camping

アメリカのキャンプ場は、ただじゃあありませんよ~~。テントだけなら、約5~15ドル。普通車1台なら、約$10~$25、RVともなると、ラジエータ・電気代が掛かるのでもっと高い。そこに、さらに国・地方自治体の公園入場料などがプラスされる。1泊そこらなら、たいした金額ではないのだが、3週間ともなると話は別。できればその辺の料金は抑えたい感じ。
キャンプ場でなくてはならないことは特にない。そうして高速に乗って、ひたすらひたすら北へと、まずはお隣のユタ州を目指すことにした。

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圧倒的なアリゾナの大地


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道路沿いに頻繁に見られる「Trading Post(交易所)」。なんとなく開拓時代を思わせる


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うんうん、暑いんだねー


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巨大なMESA(岩石丘)が近づいてくる


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最初の国立公園「Pipe Spring National Monument」で。
いくらなんでも、人が住める環境じゃあないよなあ・・

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# by hulahula2 | 2014-06-18 05:53 | 2014年日記-(SB-北上編) | Comments(0)

庭付き・プール付き・犬付き

そんなKAOが約1ヶ月の間、潜伏していた一軒家は、庭付き、プール付き、

・・・そして、犬付き、だった。

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ラブラドール犬の「デイジー」


ところがKAO、実は犬が苦手・・・。
取り敢えず社交辞令で、「かわいいねー。」と撫でては見るが、そこに心はこもってない015.gif 道端で犬の散歩を見ると、きっちりよけて歩くし、これがさらにラブラドールサイズともなると、ちょっと、コワい・・。(ひえ~~とか、心の中で叫んでる。)そもそも、犬がなぜ尻尾を振るのか、そのシステムがわからんし、さらに言えば、「遊んで、遊んでぇ~~」って、ボールを持って来て足元にボトッと落とすのが、もっとわからん。

まー、それくらい、完璧なるネコ派であった。
それが、この家に住んでいた持ち主が、昨年秋くらいに彼女ができたらしく、またその彼女が「大の犬嫌い+犬アレルギー」であったため、それ以来まったく家に寄り付かなくなったらしいのだ・・。こうして、KAOとデイジー、1人と一匹が日中だ~~れもいないこのだだっ広い家に取り残されることになったのだった・・・。

するとこのデイジー、居間のソファーで1人座っているKAOをちらっと見ては、玄関横に掛けてあるお散歩用のハーネスへタタッと掛けて行き、それを見上げ、うなだれては、

ふぅ~~~・・・

とため息を吐くではないか?そして、さらにKAOの元に戻って来て、再び

ちらっ

と、KAOを見て、また

ふぅ~~~~~・・・・・

とため息を吐くから、さすがのKAOも

「・・・・・おさんぽ、、行きたいんだね?」

と、気づくではないか?そうすると、この「おさんぽ」って言葉に反応したのか、ちょっとだけひかえめに尻尾をパタパタと振るので、しょうがないから

「・・・・おさんぽ・・・・行く?」

って聞いた途端、玄関先にダァーーーーーッと掛けて行ってハーネスに飛びついて取ろうとするわ、また戻って来てKAOにジャンプして飛びつくわ(ひええええーーーっ)、ドアに突進するわ、えらい大歓迎をされたのだった。
そんな大歓迎ぶりを見せられた日にはさーーーーー。いくらKAOだって、やっぱり、

そうだ、おさんぽへ行こう・・・(きのう・きょう・あ~~す~~060.gif

・・・となるではないか??
こうしてKAOとデイジーのお散歩生活が始まったのだった。そうなればもう、KAOがチャカッと帽子を被るだけで、

「おさんぽだね!おさんぽ行くんだね!!!!」

と掛けて来るようになり、すっかり心が通じ合うようになった1人と1匹。
しかし、やはり、別れの日はやって来たのだった・・。

最後の日。荷物をすっかり片付けて、あとは出発するばかり・・となった時、玄関先にたたずんで、デイジーを呼んだところ、常日頃なら呼びもしないのに、ついて回ってくるデイジーが、その日に限って、遠くからじーーーーっと見つめているだけだったのだ。そこで、2-3回名前を呼んだら、やっとのろのろと足元までやってきて、KAOが帽子を被っているのに、しょんぼりと足元に座っているだけ。その姿になんと声を掛けてよいのかわからなくなり、またこれから、一人ぼっちお留守番生活に戻るんだと思ったら、本当に涙が止まらなかった。

「DAISY, WE LOVE YOU.」

やっとの思いで、そうデイジーに最後のお別れを告げ、車に乗り込み助手席でしょんぼりしているKAOに、しばらくしてチャリ夫くんがこう言った。

「・・ほら、あそこ見てごらんよ。」

するとそこには、フィネックス郊外へ差し向かう高速脇に

「Daisy Mountain(デイジー山)」 ・・のサインが・・・。


「デイジーが、おやまになったよ・・。」


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「待ぁって、待ぁってー、待ぁちわーーびてーぇぇーー」
フィネックスのお山になった、デイジー(2階から玄関を見つめる)

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# by hulahula2 | 2014-06-17 03:28 | 2014年日記-(AZ編) | Comments(0)