映画「八月の鯨」

クジラを見ると思い出す、もうひとつの映画があります。それが、

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The Whales of August
-(邦題:八月の鯨)1987年作品-



こちらはですねーー・・。
前回、ご紹介した「Whale Rider(クジラの島の少女)」とは、打って変わって、全編通して

クジラが、まったく、出てきませんっ。

・・・なのに、タイトルが「八月の鯨」。出てくるのは、じーさん、ばーさんばかりです 笑)
さらに舞台が、カナダとの国境に近いメーン州の人口約60人に満たない小さな島「Cliff Island(クリフ島)」となれば、こちらの方が「クジラの島の元少女」って、感じの映画でしょうかねぇー・・?

にも拘らず、なぜかクジラを見るたびに、真っ先にこの映画を思い出してしまうんです。特に、海岸線から遠くに見えるクジラの様子なんかは、この映画の冒頭の部分とダブります。

KAOが初めてクジラを見たのは、サーフィンで有名なマウイ島の「Ho’okipa Beach」沖でした。
普段でも波が高いこの海岸で、ある日、明らかに波とは違うものが、海の彼方に見えることに気が付いたんです。

さらに、目を凝らして、じーーっと遠くを見つめるKAOに、チャリ夫くんが、

「クジラが来てるよ。」

その瞬間、なんだか、暖かくも不思議な感動が心を横切りました。
クジラが、そこにいる。そう思っただけで、胸が高まると言うか、例えようのない幸せな気持ちが溢れて来るのです。

映画の冒頭の部分でも、仲の良い姉妹と友人が、クジラを見に岬を駆ける姿が出てきます。
この高揚感溢れるシーンが、クジラが出てこないにも関わらず、全編に渡って、また彼女達の全人生において、最後まで重要な部分を占めていくのです。

物語そのものは、この小さな島に昔から住む人達が、ある者は年を取って戻って来て、またある者は島を出ないまま年を取り、変わらない生活をしている様子が、何気ない日々の暮らしぶりから感じ取れます。
クジラは長い間、島に現れていないのですが、それでも幼い頃に見たあのワクワク感を胸に、手を取り合って生きていこうとする、年取った姉妹と彼女達を取り巻く人達の「これからの人生」と言うものが、ささやかながら描かれています。

また、海の彼方に去ったまま、戻って来ないクジラの姿は、そうした彼女達の人生から去って行った、大切な人達(家族や夫)の姿と、重なっているような気さえします。

そんな「八月の鯨」ですが、まあ、この往年のスター達の演技がすごいんですよー。なんたって、この映画当時で、

じーさん(Vincent Leonard Price, Jr 76歳)
ばーさん(Lillian Diana Gish 94歳)(Ruth Elizabeth Davis 79歳)(Ann Sothern 78歳)

・・・なんですよー!(こらこらッ) しかも、この映画は彼らの最後の作品ではないんです!
この後にも、出演している映画が、いくつかあるんですよ!(何、コーフンしてんだか?)

しかし、今はこうやってびっくりしているけど、彼らの年になった時には、もしかしたら当たり前のように、こう言うかもしれません。

「見た目なんてただの着ぐるみ、年なんてただの数に過ぎないわ。」

・・・そんな風に、言ってみたいものですねーー!(あゝ・・ そんな年寄りに、私はなりたいっ 笑)

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マウイ島の遥か沖で、潮を上げるクジラ。
明らかに、波とは違うものが、海を横切って行く感動があります。


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by hulahula2 | 2015-02-24 07:25 | 映画・ドラマ日記 | Comments(2)

Commented by ねい at 2015-02-24 09:37 x
鳥もそう。毎年帰って来て営巣し、子育てをする姿は古い友人や家族を見守る気持ちですよ( ^-^)そんな風に自然と温かく共存していけたらいいよね??
Commented by KAO at 2015-02-25 12:36 x
こっちも暖かくなって、鳥が帰って来たよ~!
同じ枝の上で、鳴いているとなんだか、嬉しいよね^^